3歳馬の頂点を決めるクラシックの最高峰日本ダービー。
やっぱりダービーは当てたいよね。
そうですね。何としても当てたいものです。
では、2010年以降の過去10年を参考にしてみましょう。
過去10年で3着以内に好走した全30頭中29頭は以下の条件にあてはまります。
日本ダービー好走の条件その1
前走芝のG1で1着の馬
- 18年 4番人気1着エポカドーロ(皐月賞1着)
- 16年 1番人気3着ディーマジェスティ(皐月賞1着)
- 15年 1番人気1着ドゥラメンテ(皐月賞1着)
- 14年 1番人気2着イスラボニータ(皐月賞1着)
- 11年 1番人気1着オルフェーヴル(皐月賞1着)
- 10年 1番人気3着ヴィクトワールピサ(皐月賞1着)
当然ですが、前走皐月賞1着馬は好走することが多いですね。
日本ダービー好走の条件その2
前走皐月賞に出走(0.5秒差以内)、かつ過去に芝1800m以上の重賞で1着の馬
- 19年 3番人気2着ダノンキングリー(皐月賞3着/共同通信杯1着)
- 17年 2番人気1着レイデオロ(皐月賞5着/ホープフルS1着)
- 17年 3番人気2着スワーヴリチャード(皐月賞6着/共同通信杯1着)
- 16年 2番人気2着サトノダイヤモンド(皐月賞3着/きさらぎ賞1着)
- 16年 3番人気1着マカヒキ(皐月賞2着/弥生賞1着)
- 14年 3番人気1着ワンアンドオンリー(皐月賞4着/ラジオNIKKEI杯2歳S1着)
- 13年 3番人気2着エピファネイア(皐月賞2着/ラジオNIKKEI杯2歳S1着)
- 12年 3番人気1着ディープブリランテ(皐月賞3着/東スポ杯2歳S1着)
- 10年 7番人気1着エイシンフラッシュ(皐月賞3着/京成杯1着)
- 10年 5番人気2着ローズキングダム(皐月賞4着/東スポ杯2歳S1着)
逆転候補本命の馬が該当します。
日本ダービー好走の条件その3
同年に芝1600m以上の重賞で1着の馬
- 17年 1番人気3着アドミラブル(青葉賞1着)
- 15年 5番人気2着サトノラーゼン(京都新聞杯1着)
- 14年 12番人気3着マイネルフロスト(毎日杯1着)
- 13年 1番人気1着キズナ(京都新聞杯1着ほか)
- 12年 5番人気2着フェノーメノ(青葉賞1着)
- 12年 7番人気3着トーセンホマレボシ(京都新聞杯1着)
- 11年 10番人気2着ウインバリアシオン(青葉賞1着)
主に青葉賞や京都新聞杯1着の馬で毎年有力馬が出走しています。
日本ダービー好走の条件その4
皐月賞に出走、かつ過去にOPクラスの芝1600m以上で複数回連対している。
- 19年 2番人気3着ヴェロックス(皐月賞2着/若葉S1着/若駒S1着)
- 18年 5番人気1着ワグネリアン(皐月賞7着/弥生賞2着/東スポ杯2歳S1着)
- 15年 3番人気3着サトノクラウン(皐月賞6着/弥生賞1着/東スポ杯2歳S1着)
- 11年 8番人気3着ベルシャザール(皐月賞11着/スプリングS2着/ホープフルS1着)
穴人気で突っ込んで高配当を出してくれる馬がよくいますね。
日本ダービー好走の条件その5
前走オープンクラスの芝2000m以上で連対している
- 19年 12番人気1着ロジャーバローズ(京都新聞杯2着)
- 18年 16番人気3着コズミックフォース(プリンシパルS1着)
まとめ
近年の傾向としては1~3番人気がまとめて上位にくるような堅い決着か、二けた人気馬が食い込んで荒れるかのどちらです。
2019年は12番人気のロジャーバローズが優勝し波乱となりましたね。
脚質や枠順、馬場状態、血統を考慮すると警戒できるタイプの馬ですが、データ的には狙うのは難しい。
チャンスがあるとは言え、皐月賞上位馬を相手に勝ち切るシーンまで想定できませんでした。
皐月賞と日本ダービーを比較すると、要求される適性はかなり違います。
しかし、同世代の馬同士の争いで施行時期も近いレースなので地力でカバーできてしまうことが多くあります。
2000m→2400mの距離延長も、これぐらいであればこなしてくる確率も高い。
それだけに昨年のサートゥルナーリアの凡走は意外でしたね。
この馬の場合は距離が問題ではなく、その後の天皇賞(秋)をみると、東京コースの適性がなかったと考えられます。
条件その1は基本的に皐月賞優勝馬。
どんな勝ち方であっても皐月賞馬は尊重しましょう。
1997年、サニーブライアンは皐月賞と日本ダービーを両方人気薄で逃げ切りましたよね。
また、牝馬が挑戦してくることがあるかもしれないので、芝のG1優勝馬という条件にしています。
条件その2は前走皐月賞に出走(0.5秒差以内)、かつ過去に芝1800m以上の重賞で1着の馬。
皐月賞で負けてもいい着差としては、0.5秒以内。
これぐらいであれば展開一つでどうとでもなります。
皐月賞で展開や枠順の不利があればなお狙いやすい。
レイデオロやスワーヴリチャードは中山芝2000mで窮屈な競馬を強いられていましたね。
条件その3は同年に芝1600m以上の重賞で1着の馬。
こちらは基本的に皐月賞組以外の別路線組となります。
青葉賞や京都新聞杯の勝ち馬。
レースレベルを判定し、買えるかどうかを見ていきましょう。
条件その4は皐月賞で大きく敗れた馬。
18年1着のワグネリアンは皐月賞で0.8秒負けていました。
そのため、条件その2には該当しませんでした。
しかし、その前までの実績がかなり優秀。
皐月賞では窮屈な競馬になり、東京芝2400mで巻き返しました。
8枠の発走がやや嫌われたものの、鞍上の好騎乗で勝利をつかみました。
条件その5は押さえ。
冒頭のロジャーバローズはここに該当します。
京都新聞杯を勝っていればランク3に該当していましたね。
18年に3着に入ったコズミックフォースは16番人気とかなり人気薄だったが、一応前走プリンシパルSを勝っていました。
上記の条件に該当しなかったのが、13年3着のアポロソニックだけです。
さて今年のダービーはどうなるか楽しみ。