日本ダービー2020の全頭直前情報から、日本ダービーを予想してみました。
サトノインプレッサ
スローペースに加えて道中で不利もあったNHKマイルCは13着。
不完全燃焼だったこともあり厩舎スタッフは「ダメージ回復に努めて状態は維持出来ている」と言っていました。
矢作芳人師からも「脚元の状態が落ち着き体質も強くなってきたので中2週でも使えます」とコメントがあります。
ダービー当日に23歳の誕生日を迎える坂井瑠星騎手。
お誕生日馬券になるのか?
アルジャンナ
毎日杯は0.1秒差2着。
L.ヒューイットソン騎手は「反応良く伸びてこの馬の持ち味は出せました。
馬場もこなせましたが勝ち馬が強かったですね」とコメント。
最終追い切りは坂路で4F53.4−12.4秒。池江泰寿師は「前走は良化途上の状態でよく走っています」と言っていました。
現状は坂路でしか攻められず本格化はまだ先かと陣営も慎重です。
ワーケア
弥生賞2着で権利を獲ながらも皐月賞は見送り、ここ一本に絞ってきました。
手塚貴久師は「中山での走りはもう一つなのでダービーを目標に調整することにしました。
間隔を十分にとれて、追い切る度に動きに余裕が出てきて凄く良い状態に仕上がっています」とコメントしています。
2戦2勝の東京、デビューから跨がる鞍上も心強く枠順も絶好ですが、果たして。。。
レクセランス
皐月賞は11着に終わったが池添学師は「放牧明けで初物尽くしだったので悲観はしていません」と振り返ります。
追い切りは坂路で4F53.9秒−12.4秒。同師は「疲労が残らない程度にやりました。跳びが大きくて坂路は得意でないこの馬なりに良かったし、モタれ癖があるので左回りは良さそう」とコメントしています。
先行策も示唆しており絶好枠でどう結果につながるか。
コントレイル
皐月賞は道中12番手から3角で進出。上がり最速となる34.9秒で差し切り無敗の皐月賞馬となりました。
福永祐一騎手は「想定とは違うレースになりましたが強い勝ち方をしてくれました。これなら距離も大丈夫そう」とコメントしています。
今回に向けて矢作芳人師も「馬体のバランスと精神面が特に良くなっている」と静かに自信のほどを見せています。
本命馬の優勝は堅いのでしょうか。
ヴェルトライゼンデ
皐月賞では直線で馬場の悪い所を通らされて8着でした。
池江泰寿師は「この馬には不運な要素が重なってしまった」と悲観していないようです。
最終追い切りは坂路で4F54.3秒−12.2秒。
目黒記念に出走予定のアイスバブルと併せて2馬身先着し、騎乗した池添謙一騎手も「反応が鋭くなり先週より良くなっています」とコメントしています。
一発の魅力を秘めた馬です。
ブラックホール
皐月賞は後方からの競馬で9着。
相沢郁師は「しっかり攻めても体重増で自分の競馬は出来た」と振り返っています。
今回は坂路で一杯に追って4F50.6秒−12.6秒。
同師は「体調は絶好調。出脚がないので展開待ちになるけどスタミナ比べの競馬になれば」とコメントしています。
とは言え、近3走で上位とは勝負付けが済んだ感がありますね。
ビターエンダー
プリンシパルSを勝って出走権を獲得。
相沢郁師は「皐月賞は大外だったが最内枠で上手く脚を溜められた。最後に詰め寄られたのは3角で落鉄した分もあったと思います」とコメント。
中間は1週間をケアに充てつつ追い切りは2本。
「津村騎手ともども何とか間に合いました。東京コースでは崩れていないので楽しみです」とコメントしています。
ダーリントンホール
6着に終わった皐月賞は、3コーナーでワンテンポ待たされた分で差し遅れたことが鞍上から挙がりました。
木村哲也師は「そもそも体調も本物じゃなかったかもしれない」とコメントしています。
同師は「昨年のこの時期からダービーに向けて逆算してやってきて、こんなに順調に迎えられることにワクワクしています」と言っています。
前走以上の気配はあります。
コルテジア
皐月賞(7着)について鈴木孝志師は「内枠は良いと思ったが馬場が悪く序盤は進んで行かなかった」と先行力を生かせず不完全燃焼に終わった敗因を振り返っています。
今週はCWでエレヴァルアスール(1勝クラス)と併せて1馬身半先着。
同師は「先週ビッシリやってあるので今週は上がり重点でした。良い動きです」とコメントしています。
ガロアクリーク
皐月賞は8番人気ながら3着に健闘。
上原博之師は「2頭は強かったが自分の競馬に徹して大外を通っての内容だから大きな差はないはず」と振り返っています。
今週の追い切りは南Wで5F64.3秒−12.0秒と出色の時計。
同師は「状態は非常に良く何の不安もない」と強気のコメントがあります。
ダービーには良くないとされるテン乗りですが、果てしてどうでしょうか。
サリオス
半馬身差の2着に敗れた皐月賞を終えてD.レーン騎手は「馬場の悪い所を走る影響があったが最後までよく頑張ってくれた」とコメントしています。
今回に向けて堀宣行師は「在厩調整で心肺機能の強化から仕上げてきました。前走時より馬体も引き締まって良いコンディションです」と言っています。
中間も跨がっているD.レーン騎手も仕上がりに満足で、期待ができますね。
ディープボンド
京都新聞杯は好位6番手からしぶとく伸びて勝利。
和田竜二騎手は「強い馬を見ながら流れに乗って競馬できましたし、皐月賞後もさらに力をつけている感触があったので自信を持って乗りました」と振り返っています。
今回の追い切りを終えて「距離の不安がなく前走で心身の成長を感じます。まだ上を狙える馬です」とコメントしています。
マイラプソディ
13着に敗れた皐月賞について友道康夫師は「自分からやめてしまっていました。気持ちの問題です」と振り返っています。
今回はメンコとチークピーシーズを試しており「効果が見られるのでレースでも使う予定です。折り合いはつくので距離は大丈夫、状態も上がっています」とコメントしています。
年明け2戦はともに見せ場なく厳しそうですね。
サトノフラッグ
5着に終わった皐月賞後にC.ルメール騎手は「直線までは良い感じでしたが、最後は伸びきれませんでした」と首を捻りました。
国枝栄師は「前走時は攻めすぎたかもしれない」と調整過程に敗因を求めており、この中間はソフトな仕上げで逆転を目論んでします。
武豊騎手とは弥生賞でコンビを経験済み。ダービー5勝ジョッキーは心強い。
マンオブスピリット
京都新聞杯はクビ差の2着。
北村友一騎手は「まだ馬体に緩いところがあり流れに乗るのに苦労しますが素質のある馬です」と振り返っています。
今回の追い切りはCWで終いを伸ばす程度ながら良い反応。
同騎手は「よく動けているしバランスも息遣いも前走以上です」とコメントしています。
ヴァルコス
青葉賞2着後に三浦皇成騎手は「良い形で進められて、しっかり走り上位争いをしてくれました」と振り返っています。
今週は坂路で4F54.8秒−12.8秒。
友道康夫師は「一回使った効果は大きいですね」と仕上がりに満足しているようです。
青葉賞は2分23秒0の好タイムで決着しており侮れず、ダービー2勝トレーナーが送る素質馬。
しかし、枠の不利はありそうです。
ウインカーネリアン
皐月賞はブービー人気ながら2番手から粘って4着に健闘。鹿戸雄一師は「一戦ごとに体重も増えて良化してきました」と振り返っています。
今週はウッドコースで追い切り跨がった田辺裕信騎手も「落ち着きがあって良い動き」とコメントしています。
騎手時代も含めて初のダービー出走となる鹿戸雄一師は「素直に楽しみ」としていました。
日本ダービー2020予想まとめ
東京芝2400mを3歳馬同士で走るレース。
この5月開催の東京芝コースは超高速馬場になり、なおかつ今週からCコース変わりになることで内枠が圧倒的に有利。
ここ2年は大荒れのように見える日本ダービーですが、よくよく振り返ってみると近年のダービーのパターンから外れた事は全く起きていません。
今年の日本ダービーはオッズ通りの2強の構図。
コントレイルとサリオスの2強は間違いなく強いという前提です。
しかしこの2頭のワンツーで決まるほど日本ダービーは甘くありません。
少波乱は十分にありえます。
コントレイルとサリオスから、ダーリントンホール、ガロアクリーク、アルジャンナを押さえておきたいところです。
単複馬券で狙うコントレイル。
馬連BOX,3連単と楽しみな馬券がいっぱいです。
しっかり当てて、外出自粛明け遊びに行きたいですね。